温かい黄色い毛並の犬っころ欲しがるだけの淋しんぼたち
あぜ道をどれだけ早く走れれば台風の目になれるのだろう
祈らせてどうか神様仏様信じてなんかいないけれども
選択肢だらけの街を通過して可哀想な人誰かを請うて
絶対は赤くえぐれて跡残し頭の中の野卑をぶちこむ
臆病な自尊心だと笑ってる嫌なら全部壊してしまえ
もう少しだけでいいからだまってて聞こえない声消えない罵倒
頭ならじゅうぶんおかしい知ってるよ猫のたくさんいる町で死ぬ
サングリアオレンジ壊れ物のよう赤紫の腕の手のあと
がりがりの背中は揺れる爪を切る生きてるだけで上々だとも