2014年5月30日金曜日

テーマ「旅」 うたらば第61回

うたらばさんで、「」というテーマで
短歌募集をされていました。
自分は下記を投稿。

ポケットに秘密たっぷり詰め込んで一人ぼっちで捨てに行く旅

犯人と刑事は僕の顔をして寝台列車揺られて眠る

2014年5月23日金曜日

題詠blog2014の事(1)

そもそも何故、BLOGを始めたのかと申しますと、
題詠blogをやってみたかったからです。
使い慣れてるGoogleサービスでBloggerがある事を知り
BLOGを作ってみました。さて、題詠blogに挑戦だ。

Bloggerにはトラックバック機能がなかったんですね。
事前の調査不足ぷりに人間としてのいいかげんさが露呈します。
BLOGを作り直すだけの気力もなく、くやしいので
ここで一人、自己満足に題詠を重ねていきます。


001:咲
深い森赤い頭巾の花が咲く引き摺る匂い、狼が来る

002:飲
自分とは違う形で動くから水を飲み込む喉を見ている

003:育
健全な青少年の育成に必要という文化包丁

004:瓶
太陽をラムネの瓶で透かしてさ歪ませてみる夏の悪癖

005:返事
名を呼ばれ返事をすれば誰彼と萎んで朽ちるアサガオの花

006:員
小3で図書委員とかやっていてたぶんおそらく幸せだった

007:快
快速を逃したくなる言い訳で盲目的な肯定へいく

008:原
叶うなら今から作り直してよ砂糖とスパイス素敵なもので

009:いずれ
いずれまたどこかで出会うその人へ呪いの様に残すさよなら

010:倒
ひとりずつ倒して上がる戦闘値最後に残る玉ねぎの芯


2014年5月9日金曜日

2014年4月の短歌 溶かしバター

食らわせる毒と皿盛るビタミンCあなたのことは憎くはないよ
#ひとつ嘘の日企画)

丁寧に反抗心を培って赤い爪隠す靴下を履く

もう一度生まれるならば塵となり小惑星の軌道を辿る

セクシャルな青いトマトを湯剥きする雪平鍋が鈍めに光る

この部屋へ春を呼ぶためいくらでも溶かしバターを作ってやるよ

できるなら私のことを考えて落ちてしまえばいいのに、椿

突っぱねた手の冷たさのその代わり電子レンジが喋ってくれる

甘噛みに汚れた指を汚させるお互いをまだ知らないでいる

人前に漏れる前戯の傍らでこの世の終わりみたいな顔を

持ち運び可能な昨日首筋へ若いの定義見せびらかせて

空室を満室にして赤色をスカイラインのライトが照らす

見開いた目は動かない落ちていくきれいな花を咲かせたままで

全員が黄色いお目々悪魔たちうがいをしたらおかえりなさい

九文字に生まれ死んだら刻んでく静かに指が位牌を倒す

葡萄酒とパンの合わせは本当に合うのかどうか話し合わない?

砂壁にマティーニで跳ぶ穴を開け一緒に道を外れませんか

うす赤い骨格標本ニンゲンに無い部分だけ尊い命

愛情の形さまざまなればこそ並んで錆びるビニールの傘

世界中吐かれるFUCKの数の分にやけるだけの権利はあるよ

ゴビ砂漠柄した君が牛乳に忙しいからコーヒーを飲む
#牛乳短歌企画)

Four Letter Wordsの種類増やしてさ二人一緒に悪魔になろう

片腕でティッシュの箱を潰すときわずかに見せる暴虐性を

そんなには好きじゃなかったお互いに一線なんか引き渡せばいい

メンヘルがメルヘンに見え青い鳥探す足取りとろけて重く

明日にまたこの筒状の身体で現実的な空虚を穿つ

2014年5月2日金曜日

雑記 傘がむかつく

 

桜満開の季節にお花見計画を立てていた人もいて
あいにくの雨になってしまいざまあ残念ですね。
それでも花散らしの雨、とか、桜の絨毯ができていい、とか
風雅な心持ちを忘れない日本文化のプラス思考が好きです。

日本といえば一時技術立国ニッポンなどと世界を
騒がせてましたが、最近どうなんでしょうか。
失礼ではありますが、ちょっとたるんでないでしょうか。

なぜかというと雨の日に傘を差さずに済む
方法をまだ開発できていないからです。

かわいい傘と長靴で雨の日もご機嫌、とか日本文化の
プラス思考でまかないきれない部分は多いと思うのです。

一部の優秀な方がこんないいものも開発しているようですが
布ではなく空気の壁で雨を防ぐ超ハイテク傘「AIR UMBRELLA」

傘を差す際の腕が至極だるいのです。
差しても結局濡れてしまうのです。

理想は冒頭イメージ図のように全身を覆う水を弾く膜を
スプレーなどで散布するものです。
靴や鞄用に防水スプレーが販売されてますが、あれは
樹脂を薄く塗膜することで撥水効果を生むものですね。

人体に有害でなく、防水・撥水性能が高く、
さらにお湯で落とせるようなものが理想形。
そういうマスカラもあるし何とかならないものでしょうか。

雨の日の疲れた帰途に傘を差していたにもかかわらず
全身びしょ濡れになりました。傘、むかつきませんか。